【超低用量ピルのメリットと副作用】ヤーズフレックス ・ジェミーナを使って思うこと

ライフハック

私は2年半ほど前、チョコレート嚢胞という病気で手術を受け、その再発防止のため超低用量ピルの服用を始めました。

術後に処方されたのがヤーズフレックスという、超低用量ピルの中でも比較的新しい薬です。

私が服用開始した当時はまだ発売から半年くらいだったので、副作用など実際服用している方からの情報が他のピルと比べると少ないのが現状でした。

今は少しレビューも増えてきてはいますが、私の超低用量ピルを服用してみた感想を書いていきたいと思います。

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生理・PMSが辛い人は、まずはレディースクリニックへ行こう

チョコレート嚢胞とは、卵巣に血が溜まってしまう子宮内膜症という病気の一種で、私の場合は症状が進行してしまったため手術で取り除くことになりました。

チョコレート嚢胞とは簡単に言うと、生理で通常なら外へ流れ出る血液が、何らかの異常で卵巣に逆流してしまうことで起こる病気です。

初産の年齢が高齢化し、生涯における生理の回数が多くなっている現代の女性に多くみられます。

生まれて初めての入院&手術(腹腔鏡手術)でしたが、無事に終わり再発もなく過ごせています。(詳しいことは後日書きたいと思います♪)

卵巣の病気は自覚症状が少なく進行に気づかないことが多いそうです。

私も卵巣自体の違和感などの自覚症状はなく、手術になるまで腫れ上がった卵巣を放ったらかしにしてしまったのですが、そもそも病気に気づく原因となったのが生理痛の重さとPMSの酷さです。

生理痛の重さの基準は人によって違うとは思いますが、私が「おかしいな」と思い始めたきっかけは、市販の痛み止めが効かなくなったことでした。

また、異常にイライラしたり異常に食欲が出たり、排卵期が終わってから生理終了まで自分でコントロールができない様々な問題が多くて、めちゃくちゃPMSが辛かった!!

生理痛も辛かったけど、PMSの方が期間が長いから今思うと本当に日常生活に支障きたしまくりでした。

私のように生理によって日常生活に支障がきたしている方は、まずはレディースクリニックで相談することが大事だと思います。

「生理痛が辛いのは普通のこと」なんてのはひと昔の前の常識ですし、女性の医師がいるクリニックも多いので、気軽に相談しに行ってほしいなと思います。
(私が記述するピルの効果や副作用も必ずしも万人に当てはまることではないので、自分に合うピルと出会うためにも是非クリニックでの相談をおすすめします!)

QOLは確実に上がる。超低用量ピルを服用して得た効果

現在ピル歴2年半なのですが、私にとって超低用量ピルは生理痛・PMSの改善に効果は絶大でした。

今までの生理にまつわる悩みから、驚くほど解放されたのが驚きです。

生理痛が酷くて薬なしでは動けない日々も、PMSでヒステリーになる日々も、全部過去のもの。

ピルが身近になれば、女性を縛り付ける「生理痛は当たり前、痛くて普通」という概念は今後どんどんなくなってゆくでしょう。

以下、私が感じた効果です。

  • 生理痛がほぼなくなる(あっても軽くて痛み止め飲まなくてもいられる)
  • 経血の量がめっちゃ少なくなる(多い日用ナプキンは買わなくなりました)
  • 生理前のイライラがほぼなくなる(あっても前に比べたらほんの少し)
  • 生理前の情緒不安定がほぼなくなる(あっても前に比べたらほんの少し)
  • 生理前の異常な食欲が皆無(ドカ食いなどが皆無になった)
  • 生理中のダルさが大幅に減った(減ったけど多少のダルさはありますね…)
  • 肌荒れがなくなった(ニキビが全くできなくなりました)
  • 生理期間が短くなった(ヤーズの場合)

私は術前と術後合わせて、ルナベルULD・ヤーズフレックス・ジェミーナの3種類の超低用量ピルを服用したことがあります。

どのピルでも上記の効果は大きな差はなく感じることができました。

しかし、超低用量ピルは薬なので副作用が出ます。そしてその出方も個人とピルとの相性によって大きく差があるみたいです。

悩ましいのが副作用

超低用量ピルは副作用の出方も人によって変わるそうですが、共通して注意したいのが血栓です。

私はこまめに水を飲むように気をつけたり、着圧タイツを履いたりするようにしています。

私の場合一番困った副作用が、浮腫みやすくなったところです。
私はヤーズフレックスとは相性が良かったのですが、ルナベルULDとジェミーナは服用直後4キロくらい体重が増えました。

浮腫みやすくなるのは、超低用量ピルの副作用の一つなので仕方ないのですが、こればっかりはどうしても気になる!
(担当のお医者さんに相談したところ、浮腫に効く漢方を処方してもらえました)

服用を続けたら副作用も軽くなっていくそうなのですが、私の場合一つのピルに体が馴染むまで時間がかかるのかもしれません。

ヤーズフレックスの副作用とデメリット
・性欲が減り濡れにくくなる(この副作用が出る人は稀にいるそうです)
・不正出血が多くなった
・連続服用したいけど40日間くらいが限界だった(途中で不正出血が起こる)
・飲み始めの頃にイライラや吐き気があった

ヤーズフレックスは連続120日間服用を続けることができるので、生理の回数を大幅に減らすことができます。
休薬期間も4日だけなので、生理が短く済んで楽チンでした。

ジェミーナの副作用とデメリット
・浮腫む
・休薬期間が1週間あるので生理が長い
・胸が張る
・生理痛がヤーズフレックスの時より重い時が多い

超低用量ピルを服用したからといって太るわけではないそうです。

しかし、ヤーズ以外のピルを服用開始直後に体重が同じくらい増えたのでちょっと悩ましいところ…でも病気の再発や、以前のような生理痛・PMSの辛さに悩まされるよりはずっとマシです。

マジで前の生活に戻りたくはありません。それくらい超低用量ピルで楽になりました。

もっとピルが身近な世の中になればいいな

ピル=避妊目的などといった偏ったイメージは平成で終わりでしょう。

今は昔よりずっと、”女性が楽になるアイテム”になりつつあるのではないでしょうか。

避妊はもちろんですが、生理痛・PMSの解消や子宮内膜症の予防など女性の体を守るためのものとして、もっと多くの方に周知されたらいいなと思います。

そして生理やPMSについて正しい知識を得ることや、お医者さんへの相談も気軽にできる世の中になってほしいなと思います。

病院に行きにくい方はこんなサービスも

病院へどうしても向かいにくい方に、オンラインで診察やピルの処方をしてくれる「スマルナ」というアプリがあります。

オンライン診察後、最短で翌日にピルが届きます。
また、オンライン上で薬剤師さんや看護師さんに、不安なことや疑問に思ったことを無料で相談できる窓口も設けているそうです。

現在コロナの影響で病院に行きにくい方、なかなか勇気が出ない方はスマルナで医師に相談してピルを処方してもらうのも一つの手かもしれませんね^^

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