「画像の種類」これだけ覚えればOK

今回は「画像の種類」について、初心者向けの解説です。
画像の種類が分かれば、画像加工や制作の時に役立ちます。

基礎知識「拡張子」とは

まずは基礎知識として、「拡張子」という言葉について。

【拡張子（かくちょうし）】
ファイルの種類を判別するもの。
下記のようにファイル名の最後についているのが拡張子。

〇〇.jpg
〇〇.mp3
〇〇.mp4
〇〇.pdf
〇〇.txt
〇〇.numbers

（PCの設定によっては表示されないこともありますが、表示されていなくてもファイルには拡張子がついています。）

拡張子を見ると、そのファイルが画像なのか、動画なのか、テキストファイルなのかというように、ファイルの種類が分かります。
さらに同じ「画像」のファイルでもjpgとpngなどいろいろな種類があります。

画像の種類（拡張子）は以下の4つを覚えておけばほぼ大丈夫。
その中でも使うのはJPGとPNGの2つのみ！

・JPEG
・PNG
・HEIC
・CR2

名称はJPEGで、ファイル名などには.jpgと付けられることが多いです。
とりあえず、どちらも同じと思ってもらってOK。

【特徴】
・データサイズが小さい、または小さくできる。（圧縮率が高い）
・ほぼどこでも、何にでも使える。
・透明は表現できない。

【特徴】
・データサイズはJPGに比べて大きくなることが多い。
・だいたいどこでも使える。
・透明が表現できる。
→ ラインのスタンプとかみたいに

デザインなどするときに必要な「背景が透明の素材」などはPNGである必要があります。

【特徴】
・Canonのカメラで撮影したRAWデータの拡張子
・画像加工用のデータ
・データサイズがとても大きい
・専用のソフトでしか使えない

RAWって何！？難しい！無理！
ってならないでください。大丈夫。

【RAWとは】
RAWとは明るさや色調整といった加工用のデータです。
LightroomやPhotoshopなど写真加工専用のソフトで使えます。

JPEGやPNGなどの圧縮されたデータだと、極端に明るくしたり色を変えると画像がザラついたり、変な色になりますが、RAWだときれいに補正することができます。

RAWは撮影の時の色々な情報を記録しているので、データサイズがとても大きいです。
ポスターや商業写真など、こだわりの1枚を仕上げる時に使います。

初心者の方は、とっても大事な写真以外は〇〇.cr2というデータは削除してしまっても良いと思います。

【特徴】
・iPhoneで撮影をした写真はこの拡張子で保存される。
（iPhone側でHEICで保存するか、JPEGで保存するかを選択できるので全てではない）
・iPhoneで撮影した時の色々な情報を持っている（RAWみたいに）
・特殊な拡張子なので、どこでも使えるわけではない。

「アップロードがエラーになる」「このデータは使えません」などのようにうまくいかない時は拡張子がHEICではないか確認しよう。

もし何かで使いたい時はjpegに変換すると良いでしょう。
Macだとプレビューで簡単に書き出すことができます。

・最終的な書き出し（アップロードや投稿など）はJPGかPNG。

・デザインするときに使う素材などで、透明な部分が必要な画像はPNG。

・こだわりの写真に仕上げる可能性があるデータはRAWデータ（.CR2）も持っておく。

・HEICはiPhoneで撮影した時の拡張子。加工したり、使う時はjpgに変換すればOK。

まずは、なんとなーく全体を知っておくだけでも良いでしょう！
使いながら徐々に覚えられると思います！