【問題作!?】完全教祖マニュアルを読んだ。

芸術・エンタメ

この本を読めば教祖になれます(笑)

・教祖って何をするの?
・反社会的な教えを作ろう
・教えを簡略化しよう
・偶像崇拝をしよう
・救済を与えよう
・義務を与えよう
・弱っている人を探そう
・他教をこきおろそう
・他教を認めよう
・不用品を売りつけよう

一部ですが、上記の内容や理由が分かります。
なんとなくではなく、きちんと理由が説明してあります。

と、まぁなんとも怪しげなタイトルの書籍ですが、キスリト教や仏教など誰もがしっている宗教から、日本人にはマイナーなものまで、様々な宗教形態を、きちんと説明してくれる本です。

これを読めばあなたも教祖になれる!というバイブルの形で、かつての教祖が用いた手法や宗教の歴史が学べます。

専門用語がない

この本が面白いところは、宗教の歴史や考え方などを説明していますが、専門用語がほとんど出てこない点です。

身近な例に置き換えられ、決して上品とは言えない言い回しに親近感を感じながら、難しい話を簡単に楽しく読み進められます。専門用語を使わずに説明されると、直感的に理解できるので、宗教に対して今までとは違った見え方を持つことができました。

『完全教祖マニュアル』を読んでいる時は、友人のおもしろい話を聞いてる感覚に近いです。

私は、頭が疲れている時や、あまりなにも考えたくないけれど、何か読みたい、暇をつぶしたい、という時にこの本を読んでいました。笑

読書ではスマホで読めるKindle(キンドル)を使っているのですが、寝る前や隙間時間にさくっと読めるのでKindleもオススメです。

宗教と心理学

宗教というのは、人を動かします。洗脳やマインドコントロールという言葉があるように、心理学とも密接に関係があります。

人はどうすれば信じ行動するのか。
どんな時に心の変化が生まれるのか。
様々な宗教はどのように信者を増やし、維持しているのか。

著者は、神や霊などの非科学的な要素を排除し、冷静に論理的に分析しています。
元々は同じだった教団が別々の宗派になった理由や、どのように収益化しているかにも言及しています。

『完全教祖マニュアル』を読んでみて

この完全教祖マニュアルは宗教についての内容ですが、そのままにも置き換えられますし、会社ビジネスにも置き換えられるなと思いました。

国の場合なら政府、会社なら社長、ビジネスなら広告手法などでしょうか。

この本を読むと、普段の日常の中で「あれ?これマニュアルにかいてあったことかも」と気づくことがでてくると思います。

よし、私も教祖になろう。

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